言いたいことを言ってるだけ

今の所、毎月9のつく日に更新したい。叩かれるの怖い。

共感覚について

眠れないのでブログを書きます。こんにちは、私です。最近は眠ろうとすると軽くパニックになってしまいます。原因はわかっているんですけどやはり眠れないものは眠れないのです。小さい頃から眠るのが少し大変な性質なので諦めてます。それはそうとして先日面白いことがありました。姉の好きなゲーム実況者さんについて聞かれた時です。

 

「この人たちの中で誰が文系で誰が理系か当ててみて」

 

「まず〇〇さんだっけ?あの人は赤いから文系」

 

「おお、当たってる」

 

「あととぅるるるるみたいな」

 

「△△?」

 

「そう。その人は青いから理系!」

 

「正解」

 

「あとライ〇ップみたいな名前の人……思い出した!□□!あの人は緑だけど……体格いいでしょ?」

 

「なんでわかるの?すごい」

 

「だからどっちとも言えないんだけど……どっちかというと理系かな?」

 

「全部正解。残りは文系ね。ところでさっきから言ってる『~色だから』ってやつ何?」

 

「……」

 

ということがありました。私は完全に自分の主観で答えました。事実△△さんのイメージカラーは青色ではなく黄色らしいです。その人たちの事はほぼ初見と言っていいでしょう。

 

私は物心ついた時から文字に色がついて見える共感覚持ちでした。私の場合は「色字」とも呼ばれるらしいです。私が共感覚というものを強く意識したのは中学生の頃。某有名なお笑い芸人さんがテレビで共感覚なのかどうかテストをする様子が映っていました。その時に共感覚の説明もされていたのですがそれを観て自分が見ている文字は「共感覚」と呼ばれるものなんだと知ることができました。自分にとっては当たり前のことが普通ではないと告げられたのはかなり衝撃でした。

 

文字の色だけで全ての人の「〇〇っぽいな」がわかるわけではありません。本当たまに心に思い浮かぶ時があるだけです。今回みたいにその自分のイメージがあっているのかどうか確かめる機会は今までなかったので全問正解してしまったことに自分は驚いてしまいました。

 

ただ、これって明らかに一般的に言われている共感覚と違うじゃないですか。なので今回は自分自身と比較して共感覚というものはどんなものなのか、というのを知っていただけたらなと思います!

 

そもそも共感覚とは?

共感覚とは例えば視覚、聴覚、触覚といった一つの感覚で受ける刺激を無意識に複数の感覚で受け取る知覚現象です。主な例として文字や数字に色を感じる「色字」や音に色彩を感じる「色聴」などが挙げられます。また、色の他にも形や味を感じる方もいらっしゃるそうです。

 

私は色字タイプ(?)です。色を感じるといっても文字を見るときはちゃんとその色を認識してはいます。例えば黒板に白いチョークで文字を書いたとします。その白いチョークで書かれた文字はきちんと白色として認識しているのですが頭の中というかイメージとしてその見えている色とは別の色が思い浮かぶという感じがします。言葉で表現するのが本当に難しいですね…。

 

また日本語にはひらがな、カタカナ、漢字という3つの表現方法がありますね。私は同じ言葉でもその表現によって視える色が異なっています。例えば「あ」は赤「い」はピンク色に視えるのですが「愛」という漢字はピンクに近い紫に視えます。

 

数字についてですが私は偶数と奇数で視え方が分かれています。ただ数字の見え方は他の文字とは異なっています。奇数は赤い背景に緑の文字、偶数は黄色い背景に紫の文字です。しかもこれは共感覚に関係があるのかわかりませんがそれぞれの数字に性別を感じるのです。1と2と4は女の子で3が男の子、5と6も男の子で7と8は女の子、9は男の子という認識があります。

 

共感覚でよかったこと・悪かったこと

私の場合は苦労することの方が多かったです。例えば日本史の授業。弥生時代の土器は主に2種類あります。

「土師器」「須恵器」

皆さんにはこれがどう見えていますか。私は「土師器」は割と灰色に近い色、「須恵器」は赤茶けた色に見えます。では今から「土師器」と「須恵器」の画像を調べてみてください。

 

土師器は赤色、須恵器は黒っぽい土器でしたね?そうです。土器の色と自分が見ている字の色が一致しないんです。土師器はグレー須恵器は赤にしか見えないのだからとテストの時に混乱したものです。今はこの二つは逆なんだと認識しているので間違えないんですけどね。逆に印象に残っています。まぁ色が混乱するというので暗記系、特に歴史は本当に苦手な科目でした。今でも苦手です。

 

同じような理由で人の名前を覚えるのが苦手だったりします。ただそれが逆に楽しみに変わる時もあるのです。

 

それは名簿を眺める時。例えば学校の入学式で一番最初に配られる名簿。あれを見て「うわぁ、この人超ピンク!かわいい!」とか「この人の名前全部色が違う。面白い」とかいろいろ想像するのが楽しかったです。そしていざクラスメイトと会ってみてその名前の色に近い人だったり、あるいはかけ離れていたり……いろいろ楽しかったですね。なので最初の方は名前よりあの色っぽい人だから、〇〇さんだ!みたいな。

 

まぁ、だからといって全ての名前が単色で構成されているわけではありません(寧ろ、そっちの方が珍しい)。自分の場合は組み合わせによって違います。例えば私の本名は3色で構成されています。一文字違いの姉も3色なのですが配色が異なっているのです。私の名前は赤、青、ピンクですが姉の名前は赤、水色、オレンジです。同じ漢字を使っていてもその組み合わせによって色が異なるのです。

終わりに

いかがでしたか?うまく説明できていたかわかりませんが少しでもわかりやすく説明できていればいいなと思います。共感覚は数百人に一人や数千人に一人と様々な憶測が飛んでいます。ですが、あまり特別な人なんだと思わないでほしいです。あくまでも自分の感性に基づいたものなので同じ共感覚でも感じる色や形、味は異なります。つまり、ただの性格に過ぎないと私は考えています。ひょっとしたらあなたの近くにも共感覚の人がいるのかもしれませんね。もし、いらっしゃっても「あぁ、そういう性格なんだな」ぐらいの認識でいてくださると自分としてはうれしい限りです。

 

~参考サイト~

NHK

https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20191030/amp/k10012157301000.html

筑波大学

http://www.cavelab.cs.tsukuba.ac.jp/syneth/syneth/syn.html